英語学習の目標設定方法【理系向け】【現役エンジニアが解説】
英語学習の目標設定方法
目標達成のため継続するのは難しいことだと思う人は多いと思います。
継続するためにモチベーションの維持が肝心です。そして、モチベーション維持のポイントである目標の立て方は「技術」です。やり方さえ分かれば、誰でもできるようになるものです。
- Step ① : 最終的な目標を期限付きで設定
- Step ② : 逆算して短中期目標を期限付きで設定
- Step ③ : 宣言する
- Step ④ : 自分のためにやっているということを忘れない
ポイント
- 逆算して短中期目標を設定
- 宣言する時は適度な範囲内に留める
- 60点の完成度で行動に移してOK
いつも受身だった私が初めて長期の目標を立てたのが英語学習です。そんな私でも夢だった「海外で航空機のエンジニアとして仕事をする」という目標を達成できました。
私が実際に目標を立て、そこに向かう中で感じたことを交えて解説します。
「若いから時間があって良いよね」ってどこぞの大人に言われたことがある、特に学生の皆さん、その「時間」を有効に使うには目標設定が鍵を握ります。
私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
Step ① : 最終的な目標を期限付きで設定

まずは「1番最後にはこうなっていたい」という自分が目指す目標を期限付きで設定しましょう。
目標と期限がないとどの方向にどのペースで努力をすれば良いかわからないからです。
たとえば、「英語の先生」と「英語ができる技術者」になりたいのでは努力する内容が変わってきます。
目標 : 英語の先生
- すべての文法を網羅的に正確に知っておく必要がある
目標 : 英語ができる技術者
- 最低限の文法を知っていればよい
- 最低限の文法で実践的な英会話ができることの方が重要
「どちらにしても文法も英会話も大事なことに変わりはないのだから問題ないのでは?」と思う方もいるかもしれまぜんが、学習の優先順位が変わります。
「英語ができる技術者」 : 高度な文法 < 英会話
「英語の先生」 : 高度な文法 > 英会話 (or 高度な文法 = 英会話)
「英語ができる技術者」には高度な文法は必要ありませんが、最低限の中学レベルの文法は必要だと思っています。
目標には期限があるので、優先度の高いものからやる必要があります。
まずは目標を期限付きで設定しましょう。
Step ② : 逆算して短中期目標を期限付きで設定

短中期目標の有無による違い
次に目標までの短中期目標を期限付きで設定しましょう。コツは目標から逆算して設定することです。
短中期目標なし
- 何から始めれば良いかわからない
- 進捗がわからない
- 進捗がわからないのでモチベーションが失われる
- 軌道修正ができない
短中期目標あり
- 何から始め、次に何をするかわかる
- 進捗がわかる
- 短中期目標を1つずつ達成することでモチベーションが保ちやすい
- 最終目標までのプロセスを修正できる
逆算すると、
必要なスキル、経験やイベントを漏れなくリストアップでき、それらを目標達成までのプロセスとして落とし込めます。
逆算しないと、
非効率かつ必要なことをリストアップするのが困難になるので、逆算で考えるのがおすすめです。
短中期目標の設定例
たとえば、「10年後には海外で働く」という目標。
(海外でするであろう仕事の実務経験を積む)
(希望の部署に配属希望を出す)
(就活や大学の卒論など)
(語学留学6ヶ月間)
(語学留学の準備)
短中期目標なしだと、
「10年後には海外で働く」だけなので、明日から何を努力すれば良いか分かりません。「とりあえず、なんでもいいから英語の勉強するか」くらいなものです。
短中期目標ありで逆算して考えると、
- 実務経験を積むための期間
- 希望通りの配属にならない可能性
- 入社直後は仕事で精一杯で英語学習のための余裕が無さそう
- 社会人になるまでに日常英会話くらいは身に付けておきたい
などが見えてきたと思います。
最初は漠然と10年は長い期間だと感じましたが、意外と妥当な数字に思えてきます。
人は期限に余裕があるとサボります。「10年あるなら今日初めても明日初めても大差ないよ」というふうに。短中期目標を設定して「あいだ」の期間を埋めるとモチベーションを維持しやすいです。
短中期目標はあくまで計画
「短中期目標までギチギチに決めてしまって予想通りに上手くいくの?」と思われる方もいるかもしれません。
短中期目標はあくまで計画
- あとから自由に修正していいです。
- むしろ自分の進捗に合わせて修正しながら維持していくことが大事だと思います。
理系は合理的に考えるのが得意なので、目標達成の最短ルートを導き出せることが多いです。

とはいえ、私は厳密にきっちり維持してきたわけではありません。頭の中に何となくの短中期目標と期間のイメージを常に持つようにしていた程度です。
しかし、イメージが頭にあるかないかは目標達成に大きな影響を与えます。
最終的な目標を決めたら、次に短中期目標を期限付きで設定しましょう。
Step ③ : 宣言する

まずは身近な人へ宣言する
最後に身近な人で良いので、宣言しましょう。
宣言することで半分強制的に自分を行動に移させることができます。
たとえば、私は目標を決めたことでなぜか安心して、
「今日やらなくても明日からやればいっか」
「1日ぐらいやらない日があっても目標の期限には間に合うよ」
って思ってしまうことがよくありました。
そして1日ぐらいって思ってたことが、いつの間にか多くの日数をサボってしまいます。
宣言することで少しの強制力が働いて、行動するようになります。
宣言し過ぎはプレッシャーになる
「宣言するとプレッシャーに感じて、かえって逆効果になることもあるのでは?」と思う方もいると思います。
確かに、宣言するなに効果的な人数や範囲は個人差があるので、とにかく多く広く宣言すれば良いわけではありません。
自身の心の状態を観察しながら、
「適度なプレッシャー」 = 「ストレスになり過ぎない」
という気持ちで宣言するのがおすすめです。

私は話しやすい友達1人に宣言しただけでも効果がありました。私のようにプレッシャーに感じやすい人は2〜3人で十分効果があるかもです。
Step ④ : 自分のためにやっているということを忘れない

忘れてはいけないこと
時間が経つと忘れてしまうことは、自分のためにやっているということです。
これを忘れるとモチベーションが維持できなくなります。
たとえば、英語力ゼロの理系大学生が語学留学すると絶対に壁にぶつかります。私も何度もぶつかりました。
「なんでこんなに頑張っているんだろう?」
と頭をよぎることがありましたが、そのたびに自分が将来、航空機のエンジニアとして海外で活躍している姿を思い浮かべ、「そうだ、自分の将来のために頑張っていたんだ」と思い出していました。
これが、もし親や自分でない誰かに決められた目標なら、途中でやめたくなりますよね。

自分の人生の主人公は自分です。自分がワクワクする未来を思い描けるから、誘惑があってもサボらず、挫折しても再び立ち上がり、目標に向かって進んで行けると私は思います。
自分で「決めた」目標であることが大事
「自分で思い付いた目標でないとダメなのか?」というと必ずしもそうではないと思います。
自分が「思い付いた」ではなく、自分が「決めた」ということが大事だと思います。
誰かが思い付いた目標でも、未来の自分がそれを達成している姿を思い描いたときにワクワクできるなら、自分の目標に決めて問題ないと思います。
最終的にそれをやると決めたのはあなただから問題ありません。誰かに言われて嫌々やるのが問題です。
心理学のエドワード・デシとリチャード・ライアンの自己決定理論では、
「人は自律性があるときに最も強く、長く頑張れる」
とあります。
自分のために決めた自分のための目標なら、最後までまたは納得できるところまでやり遂げられるはずです。
まとめ
長期の目標の設定の仕方について解説しました。
- Step ① : 最終的な目標を期限付きで設定
- Step ② : 逆算して短中期目標を期限付きで設定
- Step ③ : 宣言する
- Step ④ : 自分のためにやっているということを忘れない
ポイント
- 逆算して短中期目標を設定
- 宣言する時は適度な範囲内に留める
- 60点の完成度で行動に移してOK
とはいえ、どれだけ良い目標を立てても、行動にしなければ絵に描いた餅です。
目標設定は大事だけど、程々にして行動しないと目標を達成することができないのも事実。
60点くらいの目標設定ができたら、行動しましょう。
目標は後から修正できるし、途中で目標自体が変わることもあります。

