【理系が英語をやる理由とモチベーション】海外駐在経験者の航空機エンジニアが徹底解説

そもそも理系で英語ができて何の役に立つの?
結論から言います
- 企業のグローバル化
- 自己PRで理系×英語は強力
- AI時代だからこそ実体験に価値がある
- 人生が充実すること
1つずつ解説します!
理系の英語に対するモチベーションについては最後に解説します
【理由①】企業のグローバル化

見かけなくなったMade in Japan製品
Made in Japanの製品は昔は日本国内にもよく見かけたらしいですが、今は全然見かけないと思いませんか?
私が小さい頃でさえ、Made in Japanの製品はなかなか見たことがありませんでした
メーカーでも国内で製造まで完結できる企業は少ないということです
そう考えると多くの企業がグローバル化していると思えてきませんか?
メーカー企業で海外出張/駐在する目的
メーカーで理系職種だと解析、設計、生産、試験などの部署がありますが、これらの場合は以下の3つの目的で出張/駐在することが多いです
- 海外企業への開発支援
- 海外の工場の現場対応
- 現地の視察
(ちなみに、私は設計/解析で開発支援のために海外駐在しています)
そして、航空機や車など大きな製品ほど海外との協業の割合は増えます
大企業なら、なおさらです
当然、仕事をする上で海外の人との調整が必要になる場面が出てくるというわけです

リモートワークでも海外の人と話したり、会議をする機会は増えてますよ!
【理由②】自己PRで理系×英語は強力

採用担当者の視点でも理系×英語は貴重な人材
就活などで履歴書の自己PR欄に書く内容に困ったことはありませんか?
私はとても困りました!
でも、もしも自己PR欄に「英語が話せる」って書けたら素敵だと思いますよね!?
どうして素敵だと思うのか、理由は日本人、しかも理系で英語が話せる人は少ないからです
だって理系の日本人が全員英語を話せたら何も自己PRになりませんよね
これって当たり前のようで実はすごく大事なことなんです
つまり、みなさんがそう思うということは企業の採用担当者も同じことを思っているのです
少なくて貴重な人材は企業の間で取り合いになります
理系で英語が話せる人材は貴重なのです
英語力以外の自己PRも書けるようになる
もし万が一、英語に挑戦した結果、思ってたような成果が出なくても、苦手な英語に挑戦したんです!
挑戦したこと自体が実績であり、チャレンジ精神のある人材はどの企業でも採用したいと考えます
また、絶対に何か英語以外に学べたこと、身に付いたことがあるはずなので、自己PRに書くことに困ることはなくなります

成功しても失敗しても得られる学びがあるのだから、やるしかない!
【理由③】AI時代だからこそ実体験に価値がある

語学留学は単に英語を学ぶためだけのものではない
「実際に自分が日本人以外の国の人とリアルに触れ合い人間関係を構築する」
これは語学留学や実際に海外に出た人にしか得られない経験であり、AIには代行できないことです
また、感性は十人十色です
100%全く同じ感性の人が存在しないように、語学留学先で自分が感じたことは世界で1人しかいない自分だけの唯一無二ものです
これらがコミュニケーション力を育み、AI時代を生き残る武器となります
【理由④】人生が充実すること

充実した人生とは?
充実した人生の定義は人によって様々とは思いますので、私の場合について簡単に説明します
私の場合、ある目標に向かって挑戦し、それを達成できた、または自分が納得できるところまでやれたならOK!
そして、その過程で素敵な友達や経験、思い出ができたらもっと嬉しいです
振り返ってみて、自分自身に学びや身に付いたことがあれば、さらに充実感は高く感じられます
海外に出て英語以外に学んだこと
理系に限らずですが、日本の外に出ると何か学べることが絶対にあります
- 国民性
- 治安情勢
- 多民族国家
国民性
たとえば、街ですれ違う見ず知らずの人はみんな笑顔で挨拶してくれるような国民性
挨拶された方までハッピーな気持ちになります
治安情勢
たとえば、頻繁に流れる銃撃事件や誘拐事件のニュースや、街にいる浮浪者の多さといった治安情勢
実際に現地で生活すると怖いときがありますし、日本に生まれて良かったと思いますよ
多民族国家
たとえば、現アメリカ国籍でも生まれは別の国という人が本当に多い多民族国家
お互いの外見、考え方、文化の違いを尊重し合って仕事や遊びをする姿はいつも見習いたいと考えさせられました
まとめ|海外に出て英語以外に学んだこと
これらを学べたから人生が充実!
というものではありませんが、このような経験を通して、
「もっと世界を知りたい」
「もっと自分はこうなりたい」
そう思うと行動に移したくなりますよね
行動すると、また新たな出会いや経験、思い出が増えます
そして気づいたときには、なんか充実してるなって、ある日突然、私は思いました
海外に出て英語以外に身に付いたこと
英語以外に身に付いたこともあります
- コミュニケーション力
- 柔軟な思考
- ポジティブマインド
コミュニケーション力
たとえば、話す相手がいないと成立しない英会話には初対面の人とコミュニケーションを取る場面が付いてまわります
日本人どうしでも初対面の人と話すのって緊張するし勇気が必要ですよね
それを英語でやるのですから、確実にコミュニケーション力はあがります
柔軟な思考
たとえば、様々なバックグラウンドを持つ人々の中で自分の意見を主張したり、他人の意見を受け入れる時には、今まで自分の頭の中にあった常識を疑ってかかる必要があります
固定概念や常識が取り払われ、自然と柔軟な思考が身に付きます
ポジティブマインド
たとえば、自分が今までに経験したことのない世界に足を踏み入れるのってとても不安で仕方ありませんよね
不安になることは自然なことですが、どこかで思い切って一歩足を前に進めなければ、いつまでも挑戦できません
踏み出すその瞬間、何を思って一歩を踏み出すと思いますか?
「ここまで準備したのだから、きっと上手くいくはず」
「根拠はないけど、私ならできる!」
「なんとかなる!」
私の場合は、最後の最後はポジティブな思いを持って一歩を踏み出しました
【おまけ】理系の英語に対するモチベーションとその維持方法


英語アレルギーのみなさん、こんな悩みはありませんか?
「英語が大事なのは分かっていても、なかなか英語と向き合えない」
そんな英語アレルギーのみなさんの悩みを解決します
英語アレルギーなのに、わざわざ語学留学のような英語漬けの環境に身を投じたのが私です
その私がどのような考え方で英語と向き合ったのかを紹介しますので、少しでも参考にしてもらえれば嬉しいです

自分で調べてこのブログにたどり着いた時点で、新しいことに挑戦しようとするあなたは素敵です!
そのモチベーションを維持/向上するコツを教えます!!
具体的には、
- ビジョンを強く持つこと
- 理系で英語力があるメリットを知ること
- モチベーションが下がる前に結果を出す
これらに絞って一つずつ解説していきます
ビジョンを強く持つこと
英語に限らずですが、何かを始める時は成功しているビジョンを強くイメージ(想像)することが、それをやり遂げるために最も大切です
たとえば
- 10年後、アメリカに海外駐在して好きな飛行機の開発に携わる自分の姿
- 15年後、イギリスの好きな自動車メーカーに入社している自分の姿
そのビジョンやビジョンを思い描いた時の思いが、挫けそうな時に自分自身を支えてくれます
理系で英語力があるメリットを知ること
メリットを知ることでモチベーションを上げましょう!
メリットを享受したいと思えば多少なりともやる気が出るものです
まずは結論から
- 海外出張/駐在のチャンスが得られやすい
- 情報収集の幅が広がる
- 転職に有利
海外出張/駐在のチャンスが得られやすい
当然ですが、英語力があると海外出張や駐在のチャンスが得られやすいです
最先端の技術は海外にあることも多く、出張や駐在によって最先端の技術に触れたり習得することができます
こうして理系エンジニアのキャリアアップに繋がっていきます
特に航空機を例にすると、日本には旅客機の完成機の開発を手がけている企業は無いので、旅客機の開発に関わりたければ、海外の企業で働くと世界で最先端の開発に関わることができます
このように業界や製品によっては、そもそも日本の企業では関わることさえできないことがあります
自分の将来の夢や、やりたいことによっては海外で働くことがベストな場合もあるので、将来のビジョンを思い描く時には、ぜひ考えてみてください
情報収集の幅が広がる
1億2000万人程度の人しか使ってない日本語で検索するよりも15億人以上が使っている英語で検索した方が情報量が多いのは明確です
しかも分野によっては海外の方が最先端であることが多いので、なおさら英語の方が最新の技術情報が得られる可能性が高いです
特に航空機を例にすると、日本の航空法はアメリカのRegulationと呼ばれる規定を基に作られています
しかも、内容はアメリカの方が充実しているので日本人でも英語で書かれた規定を読むのが日常的です
日本で開発/製造された飛行機でもアメリカで飛ばす場合はFAAと呼ばれる機関(日本で言うところの航空局)で認証を得なければならないため、結局資料はすべて英語か和英併記です
航空系の技術職に進みたいのなら英語は必須と経験上、断言できます
転職に有利
メーカー企業のホームページでキャリア採用のページから気になる応募を見てみましょう!
技術職でもTOEICや海外駐在経験歓迎などの記載が多いことに気づくかもしれません
既に触れましたが理系×英語は強力な武器になります
確実に転職には有利ですね
モチベーションが下がる前に結果を出す
モチベーション維持ができないならモチベーションが下がる前に、結果を出してしまいましょう
短期集中です
1に行動、2に行動、3に行動です!
ダラダラとやってモチベーションを維持するために、あれこれ努力するのは、労力の無駄です
今まで何度も何度も英語と向き合い、挫折してきたのが英語アレルギーのみなさんと思います
コツコツやってきているのに英語が身に付かなかったんです
だから今も英語を諦めているんですよね
今までどおりにやっても上手くいかないのは目に見えている、そう考えた私が選んだのが語学留学という選択肢です
人生で英語と向き合うのはこれが最後という気持ちで挑戦しました
語学留学まで挑戦してダメなら後悔も残らないと思いませんか?
語学留学して、その期間中に少しでも活路が見えなければ、その時に本当に諦めましょう
その代わり語学留学中は本気で取り組まなければなりません
そうでないと後悔が残ります
短期集中には語学留学がおすすめな理由
理由は2点
- 結果を出さなければならない期限が決まる
- 語学留学中は英語のことしか考えなくて良い
期限が決まるとそれまでに何とかして結果を出そうという心理が働きます
また期限を決めることで、期限から逆算して中間目標も立てやすいです
日本にいると友達に遊びに誘われたり、授業、試験やバイトで結局英語の学習に時間を割けなくて最初に立てたスケジュールや計画が守れなくなることが多いですよね
国内だろうが海外だろうが勉強するかしないかは自分次第というのは正しいです
でも語学留学のように環境を変えることでマインドを切り替えやすいです